最近は、外出自粛や在宅ワークなどで自宅で過ごす時間が増えたことで、日常生活の中で姿勢が悪くなりやすく、首、肩、腰の痛みにお悩みの方が増えています。
姿勢を整えて、疲れが溜まっている筋肉をストレッチすることで、痛みを和らげることが期待できます。
今回は、良い姿勢を保つポイントと簡単なストレッチをご紹介します。
悪い姿勢の例

①頭の位置が前に出すぎている
⇒首、肩コリの原因
②腰が曲がっている⇒腰痛の原因
良い姿勢を保つポイント

①背すじが真っすぐ伸びるように、机や椅子の高さを調整する
⇒机や椅子の高さが低すぎると、背中や腰が丸まりやすくなる。
②腰と背もたれの隙間に丸めたタオルなどを入れて深く座ることで、腰が丸まりにくい姿勢を作る。

背もたれのない場合や、上記の方法が楽ではない場合は・・・
丸めたタオルをお尻の下に入れて骨盤を立てるようにする事で、腰が曲がりにくくなります。
※背すじを伸ばすことを意識しすぎて、腰が反ってしまっている場合も、腰痛の原因となるので注意してください。
首~肩のストレッチ①

①反対側の手を頭の上に添える。
②ゆっくりと頭を斜め前に倒して、30秒キープ。
※伸ばす力の目安は“痛気持ちいい”くらいの強さ
首~肩のストレッチ②

筋肉に力を入れてから、一気に脱力(力を抜く)することで、筋肉を緩めるストレッチ方法
①両手をだらんと身体の横に下ろした姿勢から、両肩を耳に近づけるようギューッと持ち上げ、そのまま10秒キープ。

②10秒キープ後、一気にストンと肩を落とす。
胸のストレッチ

①背すじを伸ばして椅子に浅く腰掛け、両手を後ろで組む。

②ゆっくり息を吐きながら、両手を後ろに引いて、胸を張る
※ストレッチの実施は立ち姿勢でも良い
ストレッチはゆっくりとした呼吸を意識し、なるべくリラックスして行うことが大切です。
当院では、個別リハビリテーションや物理療法(低周波、牽引など)を実施しています。
痛みが強い場合や症状が改善しない場合は、無理をせず、医師にご相談ください。