胸焼けについて
胸焼けについて徹底解説
繰り返す胸焼け、放置していませんか?
食事の後や横になったとき、胸のあたりがジリジリと焼けるように熱く感じたり、不快感がこみ上げてきたり…。その症状は、多くの人が経験する「胸焼け」かもしれません。
一時的なものであれば心配ないことも多いですが、頻繁に起こる、薬を飲んでも治らないといった場合は、何らかの病気が隠れているサインかもしれません。この記事では、胸焼けの正体から原因、セルフケア、そして病院で行われる専門的な検査まで、すべての情報を網羅して分かりやすく解説します。
- 消化器専門医
- 胃カメラ・即日
- 渋谷から一駅
- 土曜診療
🔥 胸焼けってどんな症状?
胸焼けとは、「胸骨(胸の真ん中の骨)の後ろあたりが焼けるように感じる不快な症状」を指します。人によっては「ヒリヒリする」「チリチリする」「熱い感じがこみ上げる」などと表現されます。
また、似た症状に「呑酸(どんさん)」があり、これは胃酸が口や喉まで逆流して酸っぱい・苦い液体がこみ上げてくる感覚のことです。胸焼けと同時に起こることも多く、どちらも胃酸の逆流が主な原因です。
⚠️ 注意すべき症状
以下の「アラームサイン」がある場合は、食道がんや重度の潰瘍など、重大な疾患が隠れている可能性があります。早急な検査が必要です。
⚠️ 重要:こんな症状は早めに受診を
-
嚥下障害 ― 食べ物がつかえる、飲み込みにくい
-
体重減少 ― ダイエットしていないのに体重が減る
-
吐血・下血 ― 血を吐く、または便が黒い(タール便)
-
貧血 ― 原因不明のふらつきや息切れ
📋 セルフチェックシート
Fスケール(FSSG)問診票
1 / 12 問
胸やけがしますか?
❓ なぜ胸焼けは起こるの?
🫃 胃酸の逆流メカニズム
胃の入り口にある筋肉のフタが一時的に緩むことで、胃酸が食道へ逆流します。
🍔 食生活の乱れ
食べ過ぎ、高脂肪食、アルコール、香辛料の多い食事などは、胃酸の分泌を増やしたり、フタを緩みやすくさせたりします。
🛋️ 生活習慣と姿勢
食後すぐに横になる、前かがみの姿勢を長時間とる、ベルトなどでお腹を強く締め付けるといった行動は、物理的に逆流を誘発します。
⚖️ 加齢や肥満による体の変化
加齢による筋肉の衰えや、肥満によるお腹の圧力(腹圧)の上昇は、逆流の大きな原因となります。
😰 ストレス
ストレスは食道の知覚を過敏にさせ、わずかな逆流でも強い症状として感じさせてしまうことがあります。
🏥 胸焼けをきたす病気
頻繁に起こる胸焼けは、胃食道逆流症(GERD)が最も一般的ですが、特に薬が効きにくい場合には他の病気の可能性も考えられます。
🔥 胃食道逆流症(GERD)
胃の内容物が逆流することで、不快な症状や食道炎が起きる病気の総称です。内視鏡で損傷が見える逆流性食道炎(ERD)と、損傷がない非びらん性逆流症(NERD)に分けられます。
🔬 術後食道炎
胃や食道の手術後に、胃液だけでなく胆汁や膵液といった十二指腸液が逆流することで生じる特殊な食道炎です。
🧬 好酸球性食道炎
アレルギー反応が関与するとされる食道炎で、薬が効きにくい胸焼けの原因となります。
🔄 食道運動障害
食道の食べ物を運ぶ動き(蠕動運動)に異常があり、逆流したものが食道に停滞しやすくなっている状態です。
🫃 胃排出遅延
胃の動きが悪く、食べ物が長時間胃に留まることで逆流しやすくなっている状態です。
🏥 診療の流れ
👨⚕️ 問診・診察
胸焼けの頻度や程度、食事との関係、服用中の薬などを詳しく伺います。お腹の触診や聴診も行い、他の病気の可能性も含めて総合的に評価します。
🔬 胃カメラ
食道・胃の粘膜を直接観察し、逆流性食道炎やバレット食道、食道がんなどの有無を確認します。当院では鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査が可能です。
📋 診断・説明
検査結果をもとに、胸焼けの原因を特定します。内視鏡画像をお見せしながら、現在の状態と今後の治療方針をわかりやすくご説明します。
💊 治療・生活指導
胃酸を抑える薬の処方に加え、食事や姿勢など日常生活での改善ポイントもご指導します。症状が改善しない場合は、追加検査や専門的な治療もご提案します。
🔬 検査と診断
胸焼けの原因を正確に突き止め、適切な治療につなげるために、症状に応じた検査を行います。
👨⚕️ 問診
胸焼けがいつ頃から始まったか、どのような時に悪化するか(食後・就寝時・前かがみなど)、食事内容やストレスとの関連、服用中の薬などについて詳しくお伺いします。
🔍 胃カメラ検査
胸焼けの症状がある場合、胃カメラで食道の粘膜を直接観察します。逆流性食道炎の有無や重症度、バレット食道・食道がんなどの病変がないかを確認する、最も重要な検査です。
📊 逆流の機能検査
胃カメラで異常が見つからない場合や、お薬を飲んでも症状が改善しない場合に、逆流が本当に起きているかを客観的に調べます。
⏱️ 24時間食道pHモニタリング
鼻から細いチューブを入れ、24時間にわたって食道内の酸性度を記録します。日常生活の中で、いつ・どのくらい胃酸が逆流しているかを正確に把握できます。
📈 インピーダンスpH検査
酸性の逆流だけでなく、ガスや弱酸性の逆流(非酸逆流)まで検出できる、最も精密な検査法です。通常の検査では原因がわからなかった胸焼けの診断に役立ちます。
🫀 食道の運動検査
食道がきちんと動いているかを調べる検査(マノメトリー)です。食道の筋肉の収縮パターンや、胃との境目にある弁(下部食道括約筋)の締まり具合を測定し、食道アカラシアなどの運動障害がないかを診断します。
🩺 早めの受診を
胸焼けはありふれた症状ですが、その背景には様々なタイプの病態が存在します。多くは生活習慣の見直しで改善しますが、症状が続く場合は自己判断せず、専門医に相談することが大切です。
適切な検査でご自身の状態を正確に把握し、つらい症状から解放され、快適な毎日を取り戻しましょう。
当院は池尻大橋駅から徒歩3分。渋谷・三軒茶屋・中目黒からもアクセス良好です。消化器病専門医が、胸焼けの原因を精密検査で特定し、適切な治療を行います。当日予約も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
✍️ この記事を書いた人
古畑 司(ふるはた つかさ)
保有資格